ここ数年、中国のエコノミストの口から、「中国は初期段階の成長から卒業しなくてはいけない」という発言が良く出ているようです。
初期段階の成長というのは、労働集約的な産業で大量に生産を行って、その製品を海外に輸出して成長するというもの。
日本も1950年代はそうだったのです。
でも、こうした成長というのにはいくつか問題があるもの。
第一に、いずれ中国で単純労働が不足してくるという予想、第二に輸出主導の成長だと沿岸部だけ豊かになっていく、内陸部との格差が広がれば社会的不安につながっていくのです。
そして第三に、一生懸命輸出して外貨を稼いだとしても、その外貨が人民元の切り上げで価値を減らすような結果になっては意味がなくなってしまう、というものになります。
日本も1960年代以降では、重厚長大型の産業が拡大していきました。
内需拡大をベースに成長してきたというわけです。
中国でも、このような第二段階の成長経路というものに入りたいのではないでしょうか。
それは、労働集約的ではなく資本集約的な産業を拡大させていきます、自動車・鉄鋼・石油化学など内需を刺激する産業を育成しています。
そのためにも道路、流通チャネルや、鉄道、空港などのインフラというのを整備する必要があるものなのです。
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